今年の私立高校受験は波乱であった。
ありがたいことに三重高、高田、伊勢学園ともに専願で受験した生徒は全員合格だった。
波乱は併願組で起こった。
私立高校授業料無償化の影響で併願組の合格は難しくなると言われた昨年。
蓋をあけると(結果的には)それほど影響を感じなかった。
しかし、今年は違っていた。あきらかに三重高校の合格ボーダーが上がっていた。
俗にいう上位進学校志願者以外のほぼすべての生徒は合格できなかった。
他塾の先生達にも確認すると、おおむね同じ感想だった。
確かに津高や津西を第一志望とするような生徒達は特進コースで合格していた。
ただ昨年までは進学校以外の高校を志望する多くの生徒も合格していた。
高田高校や鈴鹿高校に関しては例年通りの感触で、後期試験組の全員が滑り止めの確保はできた。ただ来年はどうなるのだろうか。
今年の結果を受け、各中学でも進路指導の際に私立併願試験の危険性を説くようになると、今年以上に専願が増加し、結果的に併願組の受難は大きくなるかもしれない。
塾生たちも今頃は解答用紙と向かい合っていることだろう。
一方、塾の教室では、日曜とはいえ学年末試験に挑む中1、2達、
そして後期試験まであと少しの中3達が朝から集中して各自の課題に取り組んでいる。
昨日朝から夕方まで頑張った生徒達が今日も朝から自習に来ている。
津東を前期選抜で合格したRも朝から高校の課題をこなし謎のやる気をみせている。