何より英語、小学生の時に算数で90点以上は取れていた生徒は、とにもかくにも中学校入学までに『書く英語』に力を入れるべし。
英検5級や4級を持っていても、リスニングで点を稼いでいた生徒は文法をイチからやり直すべし。
中学英語を乗り切る要は文法を理解し、書けること。
2021年の教科書改訂は全国の中学教諭や塾関係者もビックリの難化が起こった。
長男長女がまだ小学生の保護者の方はご存知でない方も多い。
現在の小学校の授業は「英語を聞きとる」練習に特化している。
しかし改定後の中学校の教科書は最初から『小学校で習ったから書けて当然だよね!』という設定で始まる。
UNIT1-1で、
be動詞
一般動詞
助動詞can !
まで出てくる。
だから、
Are you〜?
と
Do you〜?
の
判別ができない多くの生徒は頭の中がごちゃごちゃになって、あやふやなまま進んでいく。
そして点数が取れず、英語が嫌いになる。
事実、教科書改訂後、どこの中学でも平均点がガクンと低くなった。
平均点は50点を切るようなテストでも英語が好きな生徒たちは余裕で90点を超えている。
まさにできる生徒とできない生徒の二極化が起こっているのだ。
英語は分からなくなった場所まで戻り、基礎からやり直さないと先の理解ができない科目。
学校英語で取り残された生徒たちは諦めにはいっているそうだ。
友人の英語教諭も現場で頭を悩ませている。
そこで尾崎塾では、毎年3月に徹底してbe動詞と一般動詞を反復し、慣れに慣れた状況まで一気に持っていく。
今年度の英語初心者の塾生は全体の2割。
この2割の生徒にとっては大変な1ヶ月になるだろう。
3月中旬、初めて英語を習う新中1のHは英語の自習に2時間半かけていた。
そして翌日もその翌日も授業外で英語を学んでいた。
先ほど、このブログを書く前にHに
「英語の調子どう?」
と聞くと
「分かってきた気がする!」
と笑顔で笑っていた。
1人も漏らすことなく、英語の準備を仕上げた状態で入学式を迎える。
さらに並行して数学は既に中間テストの単元を超えた。※久居中は中間テストは無いです。
まだ実質6年生の生徒にとっては長時間コツコツ勉強するという経験は今までほぼ無いと思う。
大変なことも多いと思うけれど、今年の6年生達は誰1人嫌な顔をしたり不満を言わずに、笑顔で日々コツコツと学んでいる。
何より自習に来る生徒が多い。ほぼ毎日くる生徒から、必ず決めた時間にzoom自習に入る生徒。
この調子で楽しみながら学んでもらえるよう、やっていくぜ。