夏休みも序盤を終え、部活動を引退した中3達は毎日朝から勉強に励んでいる。
今年の中3の塾生数は(ここ数年では)少ない方だが、県大会まで進んだ生徒達が例年にも増して多かった。
さらに久居東の女子バレー部は来週の東海大会への出場が決まった。
朝一で塾に来て、昼には一度塾を抜けて、酷暑と呼ばれる暑さの中、冷房の効かない中学校の体育館での練習に励む。
本当によく頑張っていて頭が下がる思いがあるが、体調面での心配も大きい。
今後のために、中学校への「効く冷房」の導入を強く願う。
毎年、夏休み期間に学力が爆伸びする生徒達がいる。
特に中3に顕著だ。
その生徒たちの特徴は、、、、、
1,塾の滞在時間が長い
まず朝が早い。
9時まで、遅くとも10時までには塾に来る生徒。
朝から来るなんて簡単にできそうだが、中学生に携帯電話がこれだけ普及している現代において、長期休みは寝るのが遅くなりがちだ。
かなり強い意志がないと、早く寝て早起きして塾に来ることはできない。
そして休憩を挟みつつ納得するまで自ら学ぶ。土日など関係ない。
まずはここから。
2,質問をする
問題を解き、解説を熟読する。熟読した上で、分からなければ質問をする生徒。
単純だけど、中学生ではできる生徒の方が少ないのではないか。
毎年、中3になってから質問の回数が多くなる生徒が増える。
志望校ができたり、受験生としての意識が高まり、
やらされる勉強から自らやる勉強へ変わった合図だと感じる。
3,間違いを悔しく思える=確実な直しができる
授業内で扱った問題の間違えたり、悩んだ問題を自習時間に確実に克服できる生徒。
間違えたら悔しい。悔しいから理解できるまで取り組む。
例えば同じ模試をもう一度解いたら満点を狙うことができるか。
できると思えるまで、しつこく直しをする。
身に付いたと思うまで何度も取り組む。
4,メリハリついている
休みは思い切り楽しみ、リフレッシュして、明日からまた学んでいく生徒。
例えば今日は久居の花火大会。
朝から多くの中学生が来ていたが、16時現在、残っているのは10人程度。
数週間も前から今日の花火大会を心待ちにしながら、日々コツコツとやるべきことを自分たちで決めて、実行してきた。
目標がなくふらふらと日常の延長で見る花火と、今日の花火を目標に日々机に向かって自己を磨いてきた生徒たちの見る花火とでは輝きが全く違うはず。
5,それでも楽しかったと
夏が明けて、いや合格してからか。それとも数年たった頃か。
あの夏は楽しかったと思える生徒。
お休みの日以外は塾の机で問題と格闘する。
朝から晩まで勉強する。テスト期間のような1週間どころではない。
30-40日、ほぼ毎日の勉強。
それでも、いつかこの中3の夏休みを思いだせば、
楽しかったと、良い夏休みだったと思える夏に。
事実、卒塾生からは幾度となく聞いた。
あの夏があったから、高校に合格した、この専門学校に合格できた、第一志望の大学に合格できた、公務員試験に受かった等々、、
夏休みが始まってはや2週間。
あきらかに変化している生徒が複数名見受けられる。
この夏でどこまで伸びるか、そして「今後も伸びていくマインド」に変化していくか楽しみしかない。